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SEOとの違いは?マップエンジン最適化「MEO」について知ろう!

2023.10.02 #マーケティング

インターネットの利用が日常的になる中、情報の検索方法も多様化してきました。

誰もが当たり前のようにスマートフォンを持ち、移動中や外出先でも手軽に情報を探すことができるようになったことは、今さら言うまでもありません。

気軽に検索ができるからこそ、特定の地域や場所に関連する情報へのニーズが増加しています。
外出先のカフェの場所、最寄りの駅からのアクセス方法、近くのサービス提供店舗など…
以前は検索結果サイト一覧に上位表示させるためのSEO対策が、事業者にとって必要な施策でしたが、それだけでは十分ではなくなってきました。

いま注目を集めているのが、MEO(Map Engine Optimization:マップエンジン最適化)と呼ばれるものです。

ローカル情報に特化した検索エンジン最適化の手法「MEO」は、特に地域に密着した情報やサービスを提供する企業や店舗にとって、新たなマーケティングの戦略として欠かせないものとなっています。

今回はMEOとは何か?基本的な内容から具体的な施策までをご紹介していきます。

MEOとは?

MEO、すなわち「Map Engine Optimization」は、マップエンジン最適化を意味します。

この最適化の目的は、特定の地域や場所に関連する情報を検索エンジンのマップ機能上で、より見やすく、アクセスしやすくすることです。

一般的には「ローカルSEO」とも呼ばれることもあります。

例えば、「渋谷 ラーメン屋」と検索すると、サイトの検索結果一覧よりも上位にGoogleマップの枠が表示され、マップ上には検索エリア内にある店舗の情報が掲載されます。
店舗のサイトにアクセスせずとも、地図上で店舗の場所や営業時間も確認することができるのです。

このマップのエリアは、「ローカル検索結果」と呼ばれることもあります。

サイトの検索結果1位よりも上部に表示されるマップエリアは、表示面積も大きく、ユーザーの目に止まりやすいことは想像に容易いでしょう。

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MEOとSEOの違い

MEOは、検索結果を最適化するための対策ということで、SEO(Search Engine Optimization)と比較されることがあります。

SEOとは、検索エンジンの結果ページでのウェブサイトの順位を上げるための取り組みを指します。
一方、MEOは、特定の地域や場所に関連する情報を、検索エンジンのマップ機能上で表示最適化をする対策です。

この2つの最適化手法は、目的や対象が異なるため、その違いを理解しておきましょう。

対象となる検索結果

SEO:一般的な検索結果ページ全体を対象とします。例えば、「手作りケーキ」や「オンライン英会話」といったキーワードでの順位を上げることを目指します。

MEO:地域や場所に関連する検索結果、特にマップ上の情報を対象とします。例えば、「大阪 心斎橋 カフェ」といったキーワードでのGoogleマップ上での表示を最適化することを目指します。

ユーザーの意図

SEO:情報収集や商品購入、サービスの利用など、幅広い目的での検索に対応します。

MEO:特定の場所や地域に関する情報を求めるユーザー、または実際にその場所を訪れる意図を持つユーザーを対象とします。

最適化のポイント

SEO:キーワードの選定、コンテンツの質、内部・外部リンクの最適化、ウェブサイトの構造や速度などが考慮されます。

MEO:店舗や施設の正確な位置情報、営業時間、連絡先、レビューや評価、写真や動画の提供など、地域に密着した情報の提供が重要となります。

 

このように、SEOとMEOはそれぞれ異なる目的と対象を持っていますが、両方の最適化手法を組み合わせることで、より幅広いユーザー層に対して情報を提供することが可能となるのです。

MEOの特徴

MEOは地域や場所に特化した情報を提供するため、その地域性が非常に強いのが特徴です。
特定のエリアや場所に関連するキーワードでの検索に対応することが求められます。

また、ユーザーが実際に店舗や施設を訪れることを目的としているため、住所やアクセス方法、営業時間などの店舗情報や外観・店内写真など、来店に繋がる情報がしっかりと掲載されている必要があります。

そしてGoogleマップ上では、店舗からの一方的な情報提供だけでなく、ユーザーのレビューや評価も掲載されることがポイントとなります。
良好な評価や多くのレビューは、検索結果の順位を上げる要因となり得ますし、来店の決め手にも繋がる重要な要素となるのです。

MEOのメリット、デメリットについても見ていきましょう。

メリット

見込み層への効果的なアプローチ

サイトの検索結果一覧よりも上位に表示されるので、来店確度の高いターゲット層に効果的にアプローチしやすくなります。

媒体を介さずに集客が見込める

店舗への集客は、クーポンサイトやポータルサイトへの掲載に頼っている事業者も多くいることでしょう。MEO対策は媒体に頼らず、無料で掲載ができるのでコストの軽減にもつながります。

来店や問い合わせの増加が期待できる

MEOを積極的に取り組むことで、同じエリアの競合と差別化を図ることができます。そして掲載情報を充実させることで、実際の店舗や施設への来店や問い合わせの増加も期待できます。

デメリット

継続的な更新が必要

店舗の移転や営業時間の変更など、実際の情報とネット上の情報にズレが生じないよう、継続的な更新が必要です。

ネガティブなレビューや評価の対応

MEOにおいてレビューや評価は重要ですが、ネガティブなものに対する適切な対応が求められます。

地域外のユーザーへのアプローチが難しい

MEOは地域性が強いため、そのエリア外のユーザーへのアプローチには向いていません。

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MEO施策のはじめ方

では、MEOを始めるための具体的な方法をご紹介していきます。

Googleビジネスプロフィールに登録する

Googleマップ(地図検索)への掲載内容などはGoogleビジネスプロフィールで管理します。

まずは、Googleビジネスプロフィールへ登録し、オーナー認証を得ましょう。

Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィールで情報を充実させる

企業や店舗の情報として正確な住所、電話番号、営業時間などの基本情報を登録しましょう。
変更があった時には適宜更新し、いつでも最新の情報が表示されるようにしてください。

また、「ビジネスカテゴリ」はMEOにも影響が強いとされている項目の一つです。
適切なカテゴリの選択がされていないと、検索結果に表示されない恐れがあります。
一方で、親和性のないビジネスを登録することでマイナスの評価を受けることもありますので、慎重に選びましょう。

NAP(Name, Address, Phone Number)の一貫性を確保する

ウェブ上のさまざまな場所で企業や店舗の名前、住所、電話番号が一貫していることを確認することが重要です。異なる情報が複数存在すると、検索エンジンが信頼性を失い、ランキングが低下する恐れがあります。

レビューの収集と対応に力を入れる

Googleは、多くの方から支持され評価されるビジネスを有益な店舗(情報)とし、検索結果にも影響を与えます。
ユーザーからのレビューや評価の数はダイレクトに評価に影響しますので、積極的に収集しましょう。

また、口コミの数や評価はユーザーの来店動機にも繋がります。
店舗側の対応もユーザーは見ていますので、ポジティブなものには感謝の意を示し、ネガティブなものには適切に対応することで、信頼性を高めていきましょう。

まとめ

インターネットの普及とともに、オンライン上での情報収集やサービスの利用が日常的になってきました。

特に、地域に密着した情報やサービスを求めるユーザーが増えてきており、企業や店舗にとって、ローカルSEO対策としてのMEOは欠かせないものとなっています。

MEOは、Map Engine Optimizationを意味する言葉で、地図検索エンジンを最適化するための手法を指します。
まずはGoogleビジネスプロフィールに登録し、適切な対応を続けていくことが大切です。

地域に根ざしたビジネスを展開する企業や店舗にとって、MEOは今後さらにその重要性を増していくことでしょう。

必要な対策を講じることで、地域のユーザーとのつながりを強化し、ビジネスの成功に寄与することが期待されます。

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